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クライアントの事業パートナーとしてデザインを仕事に

今回の記事は、『おうちではたらくおしごと図鑑』のクラウドファンディングにご支援いただき「紹介記事」のリターンを選ばれた方の特別インタビューです。ご自身の事業に対する思いやこれまでの経験、挫折を乗り越えられた方法などをお聞きしています。

ニシタロウさん/フリーランスデザイナー

大学卒業後、紳士服専門店を運営する会社に入社して店舗運営を経験。その後、広島県の機械メーカーに転職、SNS運用やニュースリリース、社内報制作など広報職に従事した後、2023年に独立。法人や個人事業主向けにWebデザイン・Webサイト制作を行う傍ら、「デザイン×マーケティング実践講座」で講師としても活動中。

目次

クライアントワークと講師業を展開

ーー現在の仕事について教えてください。

中小企業やフリーランスの方向けに、パンフレットやロゴのデザイン、Webサイト制作を行っています。地元企業やオンラインサロンでつながったお客さまから、仕事のご依頼をいただくことが多いです。デザイン制作を始めた頃から2年以上、事業パートナーとして長くお取引が続いているクライアントもいます。

また、2024年8月に「デザイン×マーケティング実践講座」の運営を開始しました。おうち秘書サロンメンバー※を対象に、デザインでクライアントの事業成長に貢献する人材を育成しています。受講生一人ひとりの目標に寄り添うため、1対1で面談する時間を設けた少人数制の講座です。
(※おうち秘書サロン…オンライン秘書育成コミュニティ)

デザインで人や企業の役に立ちたい

ーーなぜ、デザインの仕事に挑戦したのでしょうか?

紳士服専門店を運営する会社に新卒で入社して、店舗責任者まで経験しました。売上成績で評価をいただいたものの、会社の商品がなければ自分は何もできないのでは?と悩んでいたんです。いつかは独立して自分の力で生活できるようになりたいと、ブログや物販などの副業に挑戦しました。

自分に適した仕事を探す中で、ブログ記事の画像を作る作業が楽しいと思えたんです。そこで、オンラインで交流のあった方にSNS用の画像を作成してプレゼントしたところ、「デザインで悩んでいた、ありがとう」とお礼の言葉をいただきました。

後から気づいたのですが、こんな困りごとがあるのでは?とお客さまのニーズをくみ取ることは、会社員として接客や営業をしていた頃から得意でした。自分がプレゼントした画像で喜んでいただけた経験から、デザインで人の役に立ちたいという気持ちが強くなり、試行錯誤で学びながら仕事を始めました。

ーー人材育成の講座はどういった経緯で始めたのでしょうか?

2022年11月に開催された「オンライン秘書講座 in 岡山県倉敷市」※でおうち秘書サロンオーナーのゆりえもんさんとお会いしました。その後、おうち秘書サロンに入会したことをきっかけに、多くの仕事をご依頼いただけるようになり、独立できました。「デザイン×マーケティング実践講座」という名称にも由来しますが、クライアントの課題を解決するには、デザインのスキルはもちろん、商品を売る仕組みを考えるマーケティングスキルも必要です。

どうすればお客さまのお役に立てるのか、仕事の進め方などはゆりえもんさんから多くを学びました。自分が学んだことをサロン内で循環させたい、デザインを仕事にしたいサロンメンバーの力になりたいという気持ちから、人材育成の講座を立ち上げました。

※オンラインスクール「フリーランスの学校」のご当地セミナー

自分の商品で集客できずに挫折を経験

ーーデザインの仕事で苦労したことはありますか?

相場よりも比較的安価で自分の商品を売り出したところ、思うように集客できなくて落ち込んだ時期があります。それが原因でデザインスキルに自信が無くなり、他の仕事に目を向けました。ですが、ブログ運営など別の仕事をしても結局、記事の画像作成に夢中になっていたんです。自分はデザインがしたいのだと、改めて認識しました。

ニシタロウさんのX投稿より

ーーどうやって壁を乗り越えたのでしょうか?

自分自身がクライアントの立場となり、先輩デザイナーにSNSのプロフィール画像作成を依頼しました。依頼が絶えないデザイナーは、どんな風に仕事をしているのか知りたかったんです。画像作成の工程で質問や提案を受けて気づいたのですが、その方はデザインを通してSNSアカウントの設計までサポートしていました。

やり取りは丁寧かつスムーズで、満足を通り越して感動したことを覚えています。この経験から、デザインスキルを販売するのではなく、デザインを通じた課題解決の体験を提供したいと考え方が変わりました。

お客さまが言葉にできていないお悩みをくみ取る

ーー仕事に対するこだわりはありますか?

クライアントの事業成長に貢献するにはデザインをどう提案すべきか、常に考えながら仕事をしています。「売上を上げたい、集客したい」といったご要望をお聞きするだけでなく、お客さまが認識していない課題や言葉にできていないお悩みをくみ取る力も大事です。

そのために、お客さまの事業の成り立ちなどをリサーチして、「この部分でお困りではないですか?」と仮説を立てて提案しています。経営者や個人事業主は多忙なため、コミュニケーションの負担を減らすためにも、自分のできる範囲で情報を調べることは重要です。

ーーどんなときにやりがいを感じますか?

自分の制作物がきっかけとなり、クライアントの望む結果につながったときにやりがいを感じます。以前に、「ニシタロウさんがデザインしてくれたサイトを見て、新規のお客さまがサービスを購入してくれました」というお言葉をいただきました。クライアントのお役に立てたうれしさから、この仕事をやっていてよかったと感じましたね。

センスは磨くもの、スキルを高める努力を続けたい

ーー大切にしている言葉はありますか?

デザインの仕事をしていると、「センスがあっていいね」とお褒めの言葉をいただく機会も多いです。うれしいお言葉ですが、私自身は「センスは磨くもの」だと思っています。副業時代から独立してフリーランスとなった今まで、多くの時間をデザインの仕事に費やしてきました。ゆっくりテレビを見るなど、デザインと向き合うために“やらない”と決めたことも多いです。自分にセンスがあるとしたら、後天的に身につけた力だと信じています。

量をこなしてきた過程に自信は持ちつつも、自分のスキルに満足せず、努力を続ける必要があると感じています。さらに高いスキルやレベルに触れるため、同業者に会ったり講座に参加したりして、人と直接交流することも大切にしています。

デザイン事業と育成事業の2つの柱を育てたい

ーー今後の展望について教えてください。

来年は事業の法人化を目指しています。そのためにも、クライアントとのデザイン事業と自身が運営する講座の育成事業、2つの柱を大切に育てていきたいです。より多くのお客さまの事業に貢献するため、講座の卒業生を中心にデザインチームを形成して、受注規模を拡大したいと考えています。

ーーどんな方に講座を受講してほしいですか?

「デザイン×マーケティング実践講座」では、デザインスキルだけでなく、提案力やマーケティングスキルが身につくカリキュラムを組んでいます。私も経験がありますが、講座を受講したことに満足して終わってほしくないんです。

講座で学んだスキルを、卒業後にクライアントとの仕事で発揮することが大事。そのために、私の失敗や成功経験を講座内でお伝えしながら、受講生には仕事での実践に備えた課題に取り組んでもらいます。クライアントの事業パートナーを目指している、デザインでお客さまの事業に貢献したい方は、ぜひ受講を検討していただけるとうれしいです。

貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。

ニシタロウデザイン
HP:https://nishitaro-design.jp/
X:https://x.com/nishitarouuu
講座概要:https://nishitaro-design.jp/entry

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この記事を書いた人

おうち秘書ナビ編集部は、私ゆりえもんを中心におうち秘書サロンのメンバーさん複数名で記事構成、記事執筆しています。

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