「日々の業務の中で感謝されることはありますか?」
仕事をする中で「ありがとう」と言ってもらえるとうれしいですよね。
しかし、その「ありがとう」と言ってもらえる仕事の背景には、経営者の決断や努力があります。
この記事では、オンライン秘書サービスの会社を経営し、おうち秘書サロンオーナーの「ゆりえもん」が、経営者が裏方と感じたきっかけや経営者の立場になって気づいたことについてお伝えします。
「経営者が裏方かもしれない」と感じたきっかけ

おうち秘書サロンを立ち上げたばかりの頃、コミュニティマネージャー(※)に指示を出す中で、「経営者は裏方なのかもしれない」と感じる出来事がありました。
※コミュニティマネージャー:オンラインサロンなどのコミュニティを運営・管理する人
サロン運営を進めていくために「この件はメンバーにこう伝えておいてね」とコミュニティマネージャーに指示を出していました。コミュニティマネージャーは私の指示通りにテキパキと動いてくれていたんです。
すると、「さすが、気が利きますね!」「とても助かります!」と、コミュニティマネージャーはサロンメンバーから感謝され、すごく褒められていました。
それを見た私は、正直なところ「それ、私が決めたんだけどな…」と、少し複雑な気持ちになっていました。
しかし、そこに大きな気づきがあったんです。
この出来事をきっかけに「サロンの雰囲気や進んでいく方向、文化は、サロンオーナーが考え、決断していくことで、維持されている」ということに気づくことができ、「経営者は裏方かもしれない」と考えるようになりました。
サロンオーナーに感謝できていたか振り返る
私は副業からオンライン秘書としてスタートし、経営者の方をサポートしたり、オンラインサロンの運営をお手伝いしたりと、誰かを支える裏方の仕事に、大きなやりがいを感じていました。
オンラインサロンの運営をサポートしていた中で、
「ゆりえもんさんのおかげで、雰囲気が明るくなります!」
「いつも声がけをしてくれてうれしいです!」
と感謝の言葉もたくさんいただき、すごく喜びを感じていました。
その頃の自分を振り返ると「自分が積極的にサロンメンバーの質問に回答したり、声かけをしているから、みんな健全に過ごせている」と思っていたかもしれない…と感じたんです。
しかし、サロンオーナーが考えて作り上げているからサロンの空間や文化が維持できています。そして、オーナーに共感した人が集まるため、サロンは円滑に運営できるんですよね。



当時の私は「サロンオーナーに感謝できてなかったかも」と気づきました。
会社員時代を振り返る
会社員として働いていた頃は、勤めていた会社の社長に対して、感謝できていただろうかと振り返ってみました。
当時、私は社長直属で仕事をしており、社長からさまざまな指示を受けながら業務をこなしていました。振り返ってみると、社長が次のように言っていたことを思い出しました。
「なかなか周りの人に、頑張っているところをみてもらえない」
「いつも遊んでるように見られるんだよね」
「経営者は孤独」という言葉を、みなさんも一度は耳にしたことがあると思います。実際に現場で対応したり、お客様と直接やり取りするのはスタッフなので、どうしても感謝の言葉は、スタッフに集まりやすいでしょう。
経営者は、人前で目立つという側面もある一方で、実は、誰よりもいろいろな準備をしていたり、事業の種まきをしたりしていて、見えない努力をしていることが多いのではないかなと感じています。



自分が経営者やサロンオーナーの立場になり、「経営者が1番の裏方かもしれない」と感じるようになりました。
まとめ
仕事をしていると、感謝の言葉は現場で活躍するスタッフに向けられることが多いでしょう。しかし、その仕事の背景で、経営者はさまざまな努力をしています。
自分が経営者やサロンオーナーの立場になってみて「円滑に経営や運営ができるよう、経営者やサロンオーナーは準備や検討、教育など、1番の裏方として仕事をしているかもしれない」ということに気づきました。
今回の記事はstand.fm「おうち秘書ラジオ」で2024年9月に配信された内容を元に作成しています。
音声で聞きたい方は、ぜひ「おうち秘書ラジオ」をチェックしてみてください。


気になる方はぜひ以下のリンクを覗いてみてください。



