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SNS運用代行の仕事とは?仕事内容や運用方法を紹介

オンライン秘書の業務の中でも、近年特に需要が高まっているのが「SNS運用代行」です。SNSは、情報発信や顧客とのコミュニケーション、ファン化の促進など、ビジネスにおいてなくてはならない存在となりました。

しかし、効果的な運用には多くの時間と労力が必要です。そこで注目を集めているのが「SNS運用代行」という仕事です。

ゆりえもん

この記事では、SNS運用代行の仕事内容や運用方法について解説します。

目次

SNS運用代行とは?

SNS運用代行とは、クライアントに代わってSNSアカウントの管理・運用を行う仕事です。いわゆる「中の人」として、クライアントの代わりに投稿の作成や投稿作業を行います。

企業アカウントの場合、「中の人」のキャラクターが表に出ることもありますが、基本的にはクライアントになりきって黒子に徹することが求められます。

クライアントのSNSアカウントを活性化し、ユーザーの関心を高めて交流を活発にしたり、つながりを深めたりして価値あるアカウントに育てることが、SNS運用代行の目標といえます。

SNSのユーザー数

まず、国内の主要SNSの月間アクティブユーザー数を見てみましょう。

  • LINE:9500万人
  • X(旧Twitter):4500万人
  • Instagram:3300万人
  • Facebook:2600万人
  • YouTube:7000万人

※引用:【ガイアックス】ソーシャルメディアマーケティング

これらのデータからもわかるように、SNSは多くの人々に利用されており、運用の重要性が高まっています。これだけ多くのユーザーが利用しているSNSをうまく活用することは、ビジネスの成長に大きく貢献する可能性を秘めています。

SNS運用代行の需要

多くの起業家や経営者は日々の業務に忙しく、SNSの運用に手が回らないことが多いです。SNS運用は、集客やファン作りにとても役立ちますが、以下のような理由でオンライン秘書に依頼されることが増えています。

  • 時間の制約:売上確保やサービスづくりで忙しいため、SNS運用に時間を割けない
  • 専門知識の不足:SNSを効果的に運用するための知識が不足している
  • SNSプラットフォームの多様化:複数のSNSを同時に運用するのは大変

オンライン秘書にSNS運用を任せることで、これらの課題を解決し、クライアントは本業に専念できるようになるため、SNS運用代行の需要はますます高まると考えられます。

プラットフォーム別、SNS運用代行の業務内容

具体的なSNS運用代行の業務内容は、各プラットフォームごとに異なります。
主なSNSの業務内容の一例をご紹介します。

Instagram

Instagramは写真や動画を投稿するビジュアルコンテンツ中心のSNSです。フィード、ストーリーズ、リールなど、さまざまな機能を使ってユーザーの興味関心を引きつけ、ユーザーとコミュニケーションを図ることができます。
SNS運用代行の中でも、特に需要が高いのがInstagramの運用代行です。

  • 画像制作、ライティング
    魅力的な画像を作成し、キャプションを考える
  • ネタ出し
    投稿する内容やテーマを考える
  • ストーリーズ作成
    24時間で消える短編動画や写真を作成し、ユーザーの興味を高める
  • リール動画作成
    短い動画を作成して投稿し、フォロワーを増やす
  • 投稿
    適切なハッシュタグを追加して投稿
  • いいねまわり、コメントまわり
    他のユーザーの投稿にいいねを押したり、コメントを残したりして、エンゲージメントを高める
  • データ記録・分析
    フォロワー数の推移や、保存が多かった投稿など、データを記録して分析
ゆりえもん

私のInstagramも中の人に代行してもらっています。

X(旧Twitter)

Xは、短文投稿を行うSNSです。ニュースやトレンド、エンターテインメントなどリアルタイムな情報を追いたい方に人気があり、意見交換や交流などのコミュニケーションが活発に行われています。

  • 投稿作成、予約投稿
    定期的に投稿を作成し、予約投稿ツールを使って自動的に投稿する
  • いいねまわり、コメントまわり
    他のユーザーのポストにいいねを押したり、リプライを送ったりして、フォロワーとの交流を図る

Facebook

Facebookは、実名での登録が基本となるSNSです。友人やコミュニティとのつながりを重視するユーザーに多く利用されています。

  • 投稿作成
    テキスト、画像、動画などを使って投稿を作成し、ユーザーとの交流を活発にする
  • グループ運営
    グループを運営し、ユーザー同士の交流を促進する。イベント企画や情報発信など、グループ活動をサポートする

LINE

LINEは、日本国内で特に利用者が多く、テキストメッセージを中心としたコミュニケーションアプリです。LINE公式アカウントをビジネスに活用する経営者も多く、運用代行の需要が高まっています。

  • シナリオ構築
    ユーザーに対するメッセージの内容や流れ、タイミングを計画・作成
  • 投稿
    作成したシナリオに基づいてメッセージを作成し、テキスト、画像、動画なども組み合わせて投稿
  • 問い合わせへの返信
    FAQを事前に準備し、個別の質問やリクエストに対応
  • クーポン配布やアンケートの実施
    特定の商品やサービスに対するクーポンを配信し利用を促す。アンケートを実施して、結果を分析し運用に反映

Pinterest

Pinterestは、画像や動画を通じてアイデアや情報を共有する、ビジュアルに特化したSNSです。ユーザーは、興味のある画像や動画を「ピン」と呼ばれるブックマークに保存し、後から閲覧することができます。

  • 画像・動画の作成
    視覚的に魅力的なコンテンツを作成
  • 投稿
    タイトル、説明、関連リンクを追加し投稿
  • ボードの管理
    関連するトピックごとにボードを作成し、投稿を整理

TikTok

TikTokは、15秒から1分の短い動画を作成・共有するためのSNSです。特に若年層を中心に急速に人気が出ています。

  • シナリオ作成
    短時間で視聴者の興味を引きつける動画のシナリオを作成
  • ショート動画作成
    シナリオに基づいて撮影・編集
  • 投稿
    キャプション作成、ハッシュタグの設定、音楽の選定などを行い、投稿

YouTube

YouTubeは、世界最大級の動画共有プラットフォームです。エンターテインメント、教育、情報などのさまざまなコンテンツが日々投稿されており、幅広い層のユーザーに利用されています。

  • シナリオ作成
    動画の目的を明確にし、それに基づいて視聴者に伝わりやすいようシナリオを作成
  • 動画撮影
    撮影に必要な機材、出演者、資料、素材などを準備し撮影
  • 動画編集
    撮影した映像を編集ソフトを使って、カット、テキストやグラフィックの挿入、音声の調整などの編集を行う
  • 動画のアップロード
    タイトルや説明文、サムネイルを作成し、タグ設定や公開設定をしてYouTubeにアップロード

SNS運用代行の方法

SNS運用代行の方法は大きく2つあります。

  • 支給された元ネタを参考に作成する
  • 業界をリサーチしてネタを考える

支給された元ネタを参考に作成する

クライアントから提供された素材や情報を基に投稿を作成します。
この方法は、クライアントの意図を反映しやすく、クオリティの高い投稿が期待できます。

ゆりえもん

私のInstagramも、Xやnote、メルマガ、コラムから引用して画像化してもらっています。

業界をリサーチしてネタを考える

自らリサーチを行い、トレンドや話題を取り入れた投稿を作成する方法です。
これにより、クライアントのSNSアカウントが常に最新の情報を発信できるようになり、ユーザーの関心を引き続けることができます。

SNS運用代行における成功のポイント

SNS運用代行を成功させるためには、以下2つのポイントが重要です。

  • 運用目的を明確にする
  • 事前確認

運用目的を明確にする

目的、目標、コンテンツの方向性を決めていくことが大切です。

目的を明確にする

以下3つのどれが目的なのかを明確にすることが大切です。

  • 認知度向上
    自社や商品・サービスの認知度を高める
  • 顧客獲得
    新規顧客を獲得し、売り上げを向上させる
  • 顧客エンゲージメント
    既存顧客との関係を深め、ファン化を促進

これらの目的を明確にすることで、ターゲット層やコンテンツの方向性、運用指標などを具体的に設定することができます。

目標を設定する

具体的な目標を設定することで、運用の効果を測定しやすくなります。
たとえば、フォロワー数を増やす、エンゲージメント率を上げる、Webサイトへの訪問者数を増やすなどです。

コンテンツの方向性を決める

どのようなコンテンツを発信するかを決めることが重要です。コンテンツの方向性は、以下の内容を踏まえて考えてみましょう。

  • ターゲット層
    どのような人に情報を届けたいのか
  • 運用目的
    認知度向上、顧客獲得、顧客エンゲージメントのどれを目的とするのか
  • 競合他社
    どのようなコンテンツを発信しているのか

これらを踏まえ、たとえば教育的な内容なのか、エンターテイメント要素を含む内容なのか、商品紹介なのかなどが考えられます。

事前確認

運用代行を始める前に、クライアントと以下の点を確認しておくことが大切です。

  • 新規アカウントか既存アカウントか
  • 作業範囲と投稿頻度
  • 素材や元ネタの支給があるかどうか
  • 参考にしたいアカウント
  • 納品物のクオリティの期待値
  • スケジュール
  • 予算

SNS運用代行の料金設定方法

SNS運用代行の料金設定は、依頼内容や投稿頻度によって大きく変わります。まずは業務内容を明確にし、クライアントが何を求めているかを詳しく確認し、柔軟に対応することが重要です

料金体系は、主に以下の2つです。

月額制

一定の月額料金を設定し、クライアントが毎月支払う形式です。
この場合、月に何回投稿するか、どのような業務を行うかを明確にしておく必要があります。

1投稿あたりの料金

1回の投稿ごとに料金を設定する方法です。
投稿の内容やクオリティに応じて料金を変動させることも可能です。

案件を獲得する方法(実例紹介)

SNS運用代行の案件を獲得するには、身近な困っている人を積極的に見つけ、その課題を解決できる提案をすることが重要です。

ゆりえもん

実際にInstagramの運用代行の案件獲得につながった事例をご紹介します。

ヒアリングで困りごとを見つけ出す

普段から交流のある起業家にSNSやSNS運用で何か困っていることはないかヒアリング。
結果、SNS運用に十分な時間が割けないことがわかり、運用代行を受注しました。

他のSNSをチェックして可能性を探る

他のSNSは活用しているけど、Instagramは運用していない企業家さんをチェックし、理由を確認。
結果、画像を自分で作れないことがわかり、画像制作の運用代行を受注しました。

提案の余地があると思ったら積極的にアプローチ

Instagramの投稿頻度が少ないことに気づいたので、具体的な投稿スケジュールや内容を提案。
結果、Instagramに詳しくないことがわかり、運用代行を受注しました。

ゆりえもん

サンプル画像を作って提案すると案件獲得につながりやすいです。

まとめ:クライアントの目線になりきり、価値を提供しよう

SNS運用代行は、オンライン秘書としてのスキルを生かし、多くのクライアントに価値を提供できる仕事です。まずは運用目的を決め、しっかりと要件定義を行い、業務内容や条件を明確にしてみましょう。運用代行者として、クライアントの目線になりきることが大切です。

ぜひSNS運用代行に挑戦して、オンライン秘書として活躍の場を広げてみてください。

SNS運用代行として活躍している先輩オンライン秘書のインタビューはこちら。

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この記事を書いた人

秘書歴10年以上の経験を生かしてオンライン秘書へ転向。Webライターとしても活動を開始。
企業メディアを中心に、ライフスタイル・仕事術・Webセキュリティなどの記事執筆を担当。社内報の校正や補助金書類作成サポートなど、幅広く手掛ける。

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