「いつも目の前の仕事で忙しい」
「これからのことや自分の事業について考える時間がない」
このように、日々仕事や時間に追われていませんか?
自分でなくてもできることで手いっぱいになっていると、「自分にしかできないこと」ができなくなってしまいます。
この記事では、自分でなくてもできることを人に任せることで得られるメリットについて説明します。

私も長年自分でやってきたことを、少しずつ人にお願いし始めました。何かやりたいのに手いっぱいになってしまっている方は、参考にしてみてください。
持っている仕事を人に任せることのメリット2つ
自分でなくてもできることを人に任せることで生まれる大きなメリットは、2つあります。
- 得意な人に任せると業務品質が向上する
- 自分の役割へに集中できる



私の場合、「一人でなんでもこなす」状態だったのを、「任せる」へ意識転換したことで、この2つのメリットを実感しています。
1.得意な人に任せると業務品質が向上する
長年自分で行ってきた業務を他の人に任せることで、業務の品質が向上します。
たとえば、以下のような業務を抱えている場合を見てみましょう。
- 経理
- データ入力
- メール対応
経理やデータ入力は、数字や細かい仕事が得意な方やエキスパートがいたらお任せするほうが、ミスが減り業務の質が大幅に向上します。
メール対応といったそこまで複雑ではない業務についても、丁寧なやりとりができる方にお任せしたほうが、顧客満足度も上がるでしょう。
長年自分一人で行ってきた業務を人に任せてみることは勇気が入りますが、自分では気づかなかった効率的な方法が見つかるなど、業務の改善ができる可能性があります。



例にあげた経理、データ入力、メール処理は、自分でできるし慣れているという理由から、実際に私が長年続けてきた業務です。でも自分は細かい作業が苦手かもしれないと気づき、得意な方にお願いするようにしました。
2.自分の役割に集中できる
自分でなくてもできる日常業務を人に任せることで、自分の時間が生まれます。その時間を、経営者としての本質的な役割に充てることができるようになります。
経営者の場合、以下のような戦略的な思考に時間をさくことができるようになります。
- 事業の方向性の検討
- 市場分析や新規事業の企画
- 長期的な成長戦略の立案
その他にも、仕事を人に任せることは雇用を生み出し、チームができ、チームメンバーの成長機会をつくることができます。チーム全体のパフォーマンスが高まることは、事業成長にもつながるので、自分の時間が生まれる以外にも、メリットがあるんです。



私は経営者をしながらオンライン秘書の実務もこなし、サロンオーナーとして講座を開催し、後進を育成し、オンライン秘書チームの管理もするようなマルチタスクが好きで、その仕事をこなす自分が好きでした。
冷静に考えると効率的ではなく、大事な経営の部分を後回しにしてしまっていたことに気づきました。自分でなくてもできることを人に任せることで、社長としてやるしかない状況に自分を追い込みました。
まとめ:さらなる成長のために、自分にしかできないことに集中しよう
「自分でできることはすべて自分でやる」というのも素晴らしいことですが、「自分でなくてもできることは人に任せる」という考え方にシフトすることで、大きな成果をより早く達成できる可能性が高まります。
少しずつでも人に任せて、自分にしかできないことに集中するための時間を確保できるようになると、事業や自分の可能性が大きく広がるでしょう。今抱えている業務を振り返り、お願いできそうなところは誰かに任せてみることを検討してみてはいかがでしょうか。
今回の記事はstand.fm「おうち秘書ラジオ」で2024年1月に配信された内容を元に作成しています。
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