「できるようになってから挑戦しよう」と思って、行動を先延ばしにしていませんか?
その考えこそが、理想の自分への最短ルートから、あなたを大きく回り道させているかもしれません。
この記事では、在宅ワークの先生であり「おうち秘書サロン」オーナーのゆりえもんが、会社員から経営者へと立場が変わったことで自身にどのような変化が生まれたのかをお伝えします。
会社員時代と経営者になった今
私は会社員時代、10年間ずっとバックオフィスの仕事を中心にしていました。当時は社長のすぐ隣で仕事をしていて、日々、事務処理や経理業務、お客様の電話対応、メール対応など、さまざまな業務をこなしていました。
そして今の私は、法人6期目の会社の経営者で、2名の正社員がいます。会社員時代の自分と今の自分を比べると、立場も仕事内容も違います。立場が変わると、同じ人間でも考え方や行動パターンは大きく変化するものだと感じています。
会社員時代の私
会社員時代の私は、細かい作業が好きでした。書類を書いて手続きをしたり、コツコツとデータ入力をしたり、資料を整理したり、ファイリングしたり、そういう作業が好きだったんです。あとは前倒しで仕事を進めるのも得意だったので、「1週間後にしなくてはいけない請求書の作成を早めにやっておこう」のような感じで会社員時代は過ごしていました。

細かい作業が好きで、計画的に仕事を進めていました。
今は細かい作業をしている暇がないというだけでなく、「面倒だな…」と感じる瞬間も増えました。
常にやることがたくさんあるので、細かい作業よりも、会社の経営に関わること、数字を上げること、商品を作ることといった、優先順位が高いことに力を入れてしまうんです。ですので、日々のいろいろな細かいこと、やらなくてはいけないことは、スケジュールを少し後ろ倒しにしながら、日々やりくりしている状況になっています。
このように考えたときに、会社員時代に隣の席から見ていた会社の社長に似てきていると思います。



自分は経営者気質になってきたんだなと思う瞬間が増えました。
立場が人を変える本当の理由
私もバックオフィス経験や秘書的な仕事をしていた時期が長かったので、完全にそういう自分が消えたわけでもなくて、秘書っぽい自分もいれば、経営者っぽい自分もいて、少し複雑な一面はあります。
ただ一つ言えるのは、立場が人を変えるんだなということです。やらなければならない立場に身を置くことで、できなかったことができるようになります。
たとえば、こんな変化がありました。
- もともと0→1(※)を作るのがすごく苦手だった自分が、どんどん新しい商品やサービスを作れるようになった
- 発信活動が苦手だった自分が、SNSを使って当たり前のように発信するようになった
- 人前で喋るのが苦手だった自分が、講師として人に教える仕事をたくさんできるようになった
これは、スキルが先に身についたわけではなく、立場が先に来ているんです。やらなくてはいけない、やらざるを得ないという立場になったからこそ、それができる自分にだんだん近づいていったんだなというのを、私自身、経営者になってからすごく感じています。
私が会社員のままだったら、いまだに0→1はすごく苦手だったと思います。なので、こういう自分になりたいなと思う理想の自分があるとしたら、先にその立場に身を置いてしまったほうが早く近づけるかもしれません。
※0→1:何もない状態から、新しいものを生み出すこと
まとめ
会社員時代と経営者になった今の自分を比べると、同じ人間でも立場が変わることで、考え方や行動パターンが大きく変化することがわかります。自信がついてからにしよう、勉強してからにしようというよりも、先にそれをやらないといけない環境や立場に身を置いてしまうことが、理想の自分に近づく一番の近道なのかもしれません。



自分自身の経験から、立場が人を変えるということを強く実感しています。
あなたも「できるようになってから」と待つのではなく、先にその立場に飛び込んでみることで、思いがけない成長ができるかもしれません。
今回の記事はstand.fm「おうち秘書ラジオ」で2025年1月に配信された内容を元に作成しています。
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