そのリサーチ、ただの情報収集で終わっていませんか?
オンライン秘書として、クライアントとの信頼を築くために大切なのが、単なる情報収集にとどまらないリサーチ力です。集めた情報に「この目的であれば、こちらが最適です!」と心遣いの一言を添えられるかどうかで、クライアントからの印象は大きく変わります。
この記事では、あなたのリサーチ力を、単なる情報収集から「信頼を積み重ねるリサーチ力」へと進化させるための3つのポイントをご紹介します。
リサーチ力とは、相手の意図を汲み取る力
リサーチ力と聞くと、知りたいことについて、必要な情報を集めるスキルだと思われがちです。しかし、オンライン秘書に求められるリサーチ力は、情報を集めるだけでなく、相手の意図を汲み取り、必要な答えを導き出す力を意味します。
たとえば、「落ち着いて話せるカフェを探して」とクライアントから依頼された場合を考えてみます。単におしゃれなカフェを探すだけでなく、
• 目的は打ち合わせなのか、雑談なのか。
• 相手とは初対面なのかどうか。
など、シーンによって「落ち着く」という言葉の意味が違ってきます。
このように、言葉の奥にある「思い」や「目的」を想像することが重要です。「クライアントはどんな状況で、何を求めているのか?」と想像力を持って動くことが、オンライン秘書に求められるリサーチ力なのです。
信頼を積み重ねる一言
オンライン秘書は、クライアントと直接会って話す機会が少ないからこそ、「この人になら安心して任せられる」と思ってもらえることが大切です。信頼を積み重ねるために、リサーチ力は重要な役割を果たします。
クライアントから「おすすめのツールを調べて」と依頼されたときに、調べた結果を羅列するだけだと、情報にはなりますが、提案にはなりません。
「この目的であればこのツールが使いやすそうです!」
「操作性を重視されるなら、こちらもおすすめです!」
と、相手の目的に沿って情報を整理し、提案を添えることが求められます。この一言があることで、「ちゃんと考えてくれている」と感じてもらい、信頼を積み重ねる大切な一歩となります。
リサーチ力をアップさせる3つのポイント
リサーチ力を高めるために、具体的な3つのポイントを紹介します。
1. 調べる前に目的を明確にする
何を知りたいのか、なぜそれを調べる必要があるのか、事前に整理をしてから行動に移す。
2. 相手の意図を汲み取る
依頼の言葉の裏に隠された、本当に求めていることは何かを想像してみる。
3. 調べた結果を提案としてまとめる
情報をそのまま出すのではなく、「こういう理由でこちらをおすすめします」と一言添える。
それだけで、印象は大きく変わります。
リサーチ力は、単に情報を集めるスキルではなく、想像力と「相手が喜ぶ答えを見つけたい」という思いやりによって磨かれるスキルです。この気持ちがあなたのリサーチ力をさらに高めてくれます。
今回の記事はstand.fm「おうち秘書ラジオ」で2025年10月に配信された内容を元に作成しています。
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