「クライアントと契約したけれど、仕事を頼まれない」
「私って信用されていないのかな…」
こんなお悩みはありませんか?
この記事では、オンライン秘書サービスの会社を経営していて、おうち秘書サロンオーナーの「ゆりえもん」が、経営者の本音をこっそりお話します。
もっとクライアントの時間を作りたい、役に立ちたいと考える方も多いと思います。ぜひこの記事を参考にして、気づく力や提案力のあるオンライン秘書を目指していきましょう。
引き継ぎが手間に感じる経営者は多い

私自身も法人6期目に入った会社(2024年9月現在)を経営しています。その中で、どんどんやりたいことも出てきて、今まで自分でやっていた業務を引き継いでいかなければなと思う場面がすごくたくさんあります。
ただ、その反面「この作業、自分で手を動かせば数分で終わるし、やっちゃおうか」と自分でやってしまうことも多いんですよね。
周りの人から見れば「経営者がそんなことをやらなくても…早く周りに引き継いでくれればいいのに」「あの人いつも忙しそうな割に、全然仕事を渡してこないんだけど」という風に見えていると思います。
でも、経営者の立場になって思ったことは、引き継ぎって結構面倒なんですよね。
あれやっておいて、と一言で済むならばどんどんボールを渡していきたいのですが、実際にはそれだけだと伝わらないことが多いのです。
引き継ぎは、手順を教えたり、参照する資料の場所を伝えて細かいところまで説明したりする必要があります。そして、さらにテキストに書き起こす、Zoomで画面共有しながら説明することもあります。それを自分でやってしまえば数秒~数分で終わるのになと思うと、引き継ぎの数時間〜数十時間よりも目先の数秒〜数分を取ってしまうことが多いんですよね。
しかし、これを繰り返していると、なかなか自分自身が楽になりません。なので、少しずつではありますが、人にお願いするようにしています。ただ、経営者は余白があると、新しい事業や商品を作りたくなるもの。いっぱいいっぱいになったら、ちょっとずつ引き継ぐ、の繰り返しなのかなと感じています。



ここを乗り越えないと、次の世界には進めないのかなと実感しています。
経営者との密なコミュニケーションが打開につながる
先日引き継ぎの悩みについてXにポストをしたところ、共感のコメントがたくさん届きました。周りの忙しそうな方や経営者の方を見ていても、同じような悩みを抱えている方が多いなと感じています。
私は経営者とオンライン秘書を繋ぐマッチングサービスを行っていて、忙しい経営者の方にオンライン秘書を紹介しています。そうすると、紹介したオンライン秘書の方から、よくこういう話を聞きます。
- なかなか仕事の指示が来ない
- 全然仕事を頼んでもらえない
- 頼りにされていないのではないか
- 何か失言をしてしまったのではないか
- お役に立てていないように感じる
以上のようなお悩みは、おそらく経営者側に引き継ぐ余裕がないために起こっています。そもそも、オンライン秘書が必要ないのであれば、スパッと契約を切ればいいだけの話です。契約したのに、なかなか仕事の依頼がない時は、お願いしたい業務をタスクとして落とし込めていないだけだと思います。
こういう時こそ、オンライン秘書の出番です。忙しくて引き継ぐ余裕もない経営者のサポートをするにはどうしたらよいと思いますか?
それは、コミュニケーションを密に取り、タスクを分解していくことです。ただ待っているだけではなく「この部分をこんな風にお手伝いしたいんです」と提案できる関係性になることが大切です。
目の前のことが忙しすぎて何から頼んでよいのかわからない、日々の業務でタスクがごちゃごちゃ、今日締め切りのものを捌くだけで精一杯という経営者の方も多いです。そういう方は、業務整理の部分からお手伝いをすると喜ばれることもあります。
一緒に事業の整理をしたり、業務を少しずつ分解して落とし込んだりしていくと、経営者の負担を最小限にしながら、今自分が何をすべきか理解できます。ボールが降ってくるのを待つだけではなく、ボールを一緒に投げるお手伝いをするくらいの感覚が大切です。
まとめ
日々の業務に追われ、引き継ぎの余裕がない経営者の方は多いです。そのため、経営者とコミュニケーションを密に取り、どんなところに手が回っていないかを確認し、サポートしていきましょう。待ちの姿勢ではなく、自ら動いて提案し、右腕と呼ばれるくらいの存在になれるといいですね。
今回の記事はstand.fm「おうち秘書ラジオ」で2024年9月に配信された内容を元に作成しています。
音声で聞きたい方は、ぜひ「おうち秘書ラジオ」をチェックしてみてください。


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