「クライアントから連絡が返ってこなくて心配」
「繰り返し同じ質問をされることがある。自分の力不足なのかもしれない…」
このような不安を感じることはありませんか?もしかすると、そのクライアントはADHDの気質を持っているかもしれません。
この記事では、在宅ワークの先生であり、オンライン秘書サービスの会社を経営する「ゆりえもん」が、会社員時代にADHDの気質を持つ上司のもとで働いた経験や、現在の事業での体験をもとに、ADHDの気質を持つ経営者と円滑に仕事をする方法をお伝えします。
ADHDの特性
ADHDにはいくつか代表的な特性があります。すべての人に当てはまるわけではありませんが、ADHDの特性として、次のような傾向が見られます。
- 衝動性:思いつきで行動する
- 多動性:落ち着きがない
- 不注意:注意が散漫になる
- 過集中:集中して周りが見えにくい
世の中の経営者の中には、ADHDの特性と共通する傾向を持つ人が多いともいわれています。
ADHDの特性をポジティブな力として考える
ゆりえもんADHDの特性はネガティブなイメージがありますが、ADHD気質を持つ経営者は、特性をうまく経営に生かして、ポジティブな力に変えている人が多いのです。
たとえば、ADHDの特性は、以下のようにポジティブな一面として考えられます。
- 衝動性:決断が早く、行動力がある
- 多動性:エネルギッシュでリーダーシップを発揮しやすい
- 不注意:多角的な視点や豊富なアイデアにつながる
- 過集中:強い情熱と高い集中力を発揮できる
このような特性を活かして、ビジネスを成功させている人が多いと感じています。
ADHDの気質を持つ経営者と働く際に意識していたこと



会社員として働いていたときに、ADHDの気質を持つ社長のもとで、10年以上働いてきました。
社長は、名刺入れや携帯電話を自宅に忘れてしまったり、取引先の方の名前を忘れやすかったりする一面がありましたが、重要なポイントはきちんと押さえ、業務は確実に遂行していました。
ADHD気質を持つ社長と仕事をする際には、日々の業務の中で次のようなことに気をつけていました。
- リマインドを必ず行う
- 細かい進行はなるべくサポートする
- 長文は読まないかもしれないと考えて行動する
- 仕事をシンプルにする
私はオンライン秘書サービスの事業を進める中で、どのようなクライアントでも比較的スムーズにコミュニケーションは取れると感じています。これは、会社員時代にADHDの気質を持つ社長のもとで、長年働いていた経験が活かされていると思っています。
仕組み作りが大切



オンライン秘書サービスの会社を立ち上げ、これまで130社以上のクライアントと関わる中で、ADHDの気質を持つ経営者は多いかもしれないと感じています。
ADHDの気質を持つ経営者に慣れていないオンライン秘書は、下記のような場面で戸惑う方が多いです。
- チャットの返信を確認できない状態が続くとき
- クライアントが担当する予定の業務が進んでいないと感じるとき
- 繰り返し同じ内容の確認があったとき
「自分の能力がないのかな」と悩む方も多いかもしれないのですが、クライアントは悪意があるわけではなく、特性の影響によって、意図せず対応が抜けてしまう場合があります。



ADHDの気質を持つ方ともスムーズに仕事ができる仕組みを作ってさえおけば、誰とでも円滑に仕事ができるようになります。
人は誰でも、うっかり忘れたり、ミスをしたりすることもあります。だからこそ仕組みを作ることで、スムーズに安定して仕事を続けられるようになります。
まとめ
ADHDの気質を持つクライアントと仕事をする際には、次のようなことを意識してみてください。
- リマインドを必ず行う
- 細かい進行はなるべくサポートする
- 長文は読まないかもしれないと考えて行動する
- 仕事をシンプルにする
また、ADHDの特性を理解して、適切な仕組みを作ることも大切です。ADHDの気質を持つ方とも円滑に仕事ができる仕組み作りができるようになると、どのような人ともスムーズに仕事を進めやすくなります。
今回の記事はstand.fm「おうち秘書ラジオ」で2025年4月に配信された内容を元に作成しています。
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