「AIの進化が加速する中で、このままの働き方でいいのか不安になる……」
「今後もオンライン秘書として活動していくために、必要なスキルや考え方を知りたい」
このように感じている方も多いのではないでしょうか。この5年で、オンライン秘書に求められるスキルや姿勢は大きく変わりました。
本記事では、在宅ワークの先生であり、オンライン秘書サービスの会社を経営する「ゆりえもん」が、オンライン秘書の育成やマッチングに関わる中で感じた変化をお伝えします。
5年前と今で変わった「オンライン秘書の役割」
2019年から2020年頃、オンライン秘書は「女性が在宅で行う事務的な仕事」という印象が強かったのですが、今では性別や職種を問わず、オンライン秘書として活躍する人が増えています。

また、求められるスキルも変化しています。5年前は次のような点が重視されていました。
- 即レスができる
- パソコンスキルがある
- 気遣いができる
- 先回り力がある
- 細かい作業が得意である
- 指示されたことを正確にこなせる
このように5年前は、「作業代行者の即戦力となる人」が活躍していましたが、現在は「長期目線で成果を出せるオンライン秘書」が求められています。
これからの時代に求められるオンライン秘書5つの特徴
オンライン秘書として長く活躍し続けるためには、スキルだけでなく、仕事への姿勢や考え方も重要です。経営者から信頼され、継続的に仕事を任される人には共通点があります。
ここからは、これからの時代に求められるオンライン秘書に共通する5つの特徴を紹介します。
1.コツコツと継続できる
以前は「即レス・正確さ・スピード」が重視されていましたが、今は「コツコツと続けられる人」が求められています。オンライン秘書の仕事を始めても途中で諦めてしまう人もいるため、継続できる人は重宝され、安定して仕事を得やすくなります。
短期間で成果を出すことも大切ですが、長期的に活動を続けられることも重視されています。
2.人とのご縁を大事にできる
継続して求められているオンライン秘書の多くは、「人とのご縁」を何より大切にしています。一度関わったクライアントや仲間を大切にし、感謝の気持ちを忘れない人は、長く信頼され続けます。
必ずしも同じ案件を続ける必要はありませんが、ご縁を大切にする人は、案件を卒業したとしても、別の形でクライアントに貢献していることが多いのです。
3.仕組み化ができる
長くオンライン秘書として活躍するためにも仕組み化は大切です。仕組み化を行い、自分の仕事を効率よく行うことで、安定して仕事を続けやすくなります。
また、仕組み化することで、自分のスキルアップのための時間も確保しやすくなります。
4.クライアントの成果に対する意識が強い
オンライン秘書の仕事を進める中で「自分の作業がどのようにクライアントの利益につながるのか」を意識して行動することが重要です。単に言われた仕事をこなすだけではなく、「どうすれば売上やコスト削減に貢献できるか」など、クライアントの売上や成果を考えながら動ける人が求められています。
5.経営課題を解決できる
今後は、単なる作業代行者にとどまらず、「経営者の右腕」や「ビジネスパートナー」として活躍するオンライン秘書が増えていくと考えています。受け身の姿勢で仕事に取り組むのではなく、改善提案や仕組みづくりを通じて、主体的にクライアントの事業を支えていくことが大切です。

働き方の多様化
オンライン秘書の仕事をすることで、自分のライフスタイルや特性に合わせて、働く場所や仕事内容を選びやすくなり、子育てや介護をしながら、自宅で働くことができるようになりました。事務だけでなく、営業や接客の経験を活かしてオンライン秘書の仕事をする人も増えており、活躍している方の背景もさまざまです。
また、HSP(※)やADHD(※)など、自分の特性を理解して在宅ワークを選ぶ人も増えています。
※HSP:「Highly Sensitive Person」の略。感受性が高く、音や光、人の気持ちなどに敏感に気づきやすい気質を持つ人のこと
※ADHD:注意欠如・多動症のこと。注意を持続させることが困難、また順序立てて行動することが苦手という特徴がある
以前は完全リモートのみで働いているオンライン秘書も多かったのですが、現在はオンラインとオフラインの両方で仕事をするケースも多くなっています。
「人間力」はこれからの時代に重要なスキル
ゆりえもんこれまで多くのオンライン秘書を見てきましたが、AIが進化している今だからこそ、人間力で大きな差がつくと感じています。
オンライン秘書として活躍している方の多くは、感謝することを大切にしています。また、経営者の視点をもち、行動していくことで、よりクライアントとの信頼関係も構築できるため、オンライン秘書として長く活躍しやすくなります。
まとめ:「ビジネスパートナー」として仕事をする姿勢を大切に
オンライン秘書の働き方や役割は、数年間で大きく変化しました。オンライン秘書は「依頼された仕事をこなすサポート役」ではなく、経営者と同じ方向を見て共に事業を進める「ビジネスパートナー」として働く姿勢がより求められるようになってきています。
これからの時代に求められるオンライン秘書の5つの特徴は次の通りです。
- コツコツと継続できる
- 人とのご縁を大事にできる
- 仕組み化ができる
- 利益に対する意識が強い
- 経営課題を解決できる
長くオンライン秘書として活躍するためにも、クライアントの成果につなげる意識を持ち、主体的に行動することが大切です。
今回の記事は、「おうち秘書サロン5周年記念企画オンラインセミナー【5年間で変わった!】オンライン秘書の働き方とこれから」を元に作成しています。
「おうち秘書サロン」は、クライアントワークのスキルを身につけ、自信を持って仕事ができるようになるオンラインサロンです。
気になる方はぜひ以下のリンクを覗いてみてください。











